不動産業者へ査定依頼をする場合、自身の個人情報を提供するわけですから、信頼出来るかどうかがポイントです。
まずは免許番号でどれくらい長く営業しているかが分かります。たとえば弊社の場合「大阪府知事（7）第41588号」です。
この（）内の数字は免許の更新回数を示しています。現在5年ごと（1996年3月以前は3年ごと）の更新です。
つまり数字が大きければ大きいほど営業年数が長く、それだけ実績や経験が豊富であることを表します。
次に確認して頂きたいのは、仮に不動産売却を任せた場合「きちんと販売活動を行ってくれるか」です。
中には全国の不動産業者が閲覧出来る情報システム「レインズ（不動産流通機構）」に物件情報を登録し、買い手探しを他業者任せにしている不動産業者も存在します。
「ホームページは整っているか」「反響がとれるよう、物件写真や間取を工夫しているか」「ポータルサイトを利用しているか」等、より販売に力を入れているかが重要です。
また実際に電話やメールで接した際の「営業担当者から受けた印象」も大切です。
話しやすさや態度はもちろん「物件をどのように売るのか」「査定額の根拠」「もし売れなかった場合の対応手段」等、どれだけ物件売却に向けて寄り添ってくれる担当者か、念の為に確認しておくとベストでしょう。

複数の不動産業者へ査定依頼をした場合、査定額に違いが出てきます。ここで注意して頂きたいのが「相場価格と査定額の差」です。
近年、数社と競合になることから「他社より高く売ります！」「言い値で預かります！」といった不動産業者が増えています。
これは売却依頼を受ける為、出来るだけ高く売りたいという売主様の意思傾向を逆手に取り、相場価格以上の査定額を提示しているのです。
しかし、インターネットが広く普及し、物件探しの手段として多く利用される昨今、買主様はどの地域の物件がどれくらいの金額で売り出されているか見ることが出来ます。結果、相場より明らかに高価格な物件は問い合わせがなく内覧希望者も現れない内、数ヶ月が経過すると「売れ残っている」イメージになってしまいます。
物件の特徴や立地条件、リフォーム履歴等を加味した「適切且つ絶妙な価格提案を行なう不動産業者」に任せることが売却成功への一歩です。

物件は新鮮であればあるほど、多くの目に留まります。ポータルサイトでも「新着物件専用ページ」が個別に用意されており、長く物件をお探しの方でも日々閲覧している傾向が強く見られます。
また市場に出回る不動産は決して少なくありません。日々多くの物件が動く中、買主様に「お！ちょっと見てみたい！問い合わせてみよう！」と思ってもらう為「写真の綺麗さ」「間取の魅せ方」は正に命です。外観写真は「晴れ渡った空の下」、室内写真は「陽当りが良い時間・荷物がなく片付いた状態」が好ましいとされます。買主様が実際に住んだ時、どこに家具を置くか等、購買意欲がより高まるからです。
撮影に関しては担当者が頑張ります。しかし、お部屋の状態は売主様のご協力が不可欠です。出来るだけ荷物を少なく、少しお掃除をして頂くと、より売却成功へ近付きます。